(すやすやと眠っている二郎の布団に潜り込んだ途端、枕元で聞き覚えのある音が鳴り響いた…"おはブクロ!"と元気よく聞こえる……)

ッぅあ……ふぁーぁーあ………

(ビクッ、と体が揺れ 伸びをしているらしい間の抜けた声が響く…音楽が止まると同時に、パッと布団が捲られた)

あっ、やっぱり。

おはよ、ルナ。
…なんだ、寝てた訳じゃねぇのか?

(寝転びながらあなたを片手で撫で、もう片方の手ではスマホを弄っている…)

っ分かった。三郎が起きねーから俺んとこに来たんだろ?
あいつ、どうせまた夜中までパソコンで何かやってたんだよ。今日は休みだから、放って置くと昼頃まで寝てるぜ。

…今日は、あいつの誕生日だってのになー

(あなたの背中をゆっくりと撫でていた手が、突然何かを思い付いたようにぽんっと軽く叩かれる…)

そうだっ、なぁルナ。三郎を起こして来いよっ
俺が行ったら絶対ぇ不機嫌になるけど、お前だったら怒るに怒れねーだろっ

な?…無事成功したら、お前の好きなちゃーるあげっからさ。

(頭をなでなでと撫でられる……)

♪んにゃー…(怒られたら二郎のせいにしてやる)
♪しょげて二郎の部屋で寝る