ん、……寝たか。

<あなたを受け止め 頭をそっと撫でると、ベッドにゆっくりと寝かせる……>

(しっかし、これからどうすっかな…原因が分からない以上どうすることも出来ねぇ……

可能性としては…やっぱり違法マイクの類か?ルナも最近外に出てるみてーだし…
考えたくはねぇけど、その時に何らかの事故に巻き込まれたか……それか、俺たち全員幻覚を見てるか…。

いや、直近でそんなん受けた記憶無ぇしな…あいつらからもそんな話は聞いてねぇ…。

……とにかく、マイクの効果に理解があって こういう事でも真摯に相談に乗ってくれる人と云や…やっぱり、あの人しか居ねぇか……)

<一郎はポケットからスマホを取り出すと、さっそく連絡先を出した…>

……ぁ、もしもし…えぇ、お世話になってます…寂雷さん。実は、ちょっとご相談したい事があって……

<一郎は小声で喋りながら部屋を出て行く…ドアの向こうからは、微かに話声が聞こえる…>
♪…みゃぅ(一度すり寄ってから泣き疲れた様子で眠る)