そう…だよな……
俺が俺じゃなくなっちまったら、お前の意思まで関係無くって事になるんだもんな…。

(考え込むように宙を見ていた視線が、ふと あなたを真っすぐに見据えた…)




…〇〇、頼む。

(一郎は深く頭を下げた…)

俺を、助けてくれ。
少しで良いから、血を分けてほしいんだ。

(少しの間の後、躊躇うようにおずおずと顔を上げる…と、バツが悪そうに眉を下げた)

…煮え切らねぇ態度で、うだうだ言ってて悪い。

ダセェんだけど、お前を傷付けることが怖くて……
けど、それはお前の意思を尊重してないって事になるし お前の信用を裏切るような態度だったと思う。

〇〇は、ずっと俺を信じて 尊重してくれてたってのに……本当に、ごめん。

☆うん、わかった。一郎…私を頼ってくれてありがとう。
☆私としては全然飲んでくれて構わないんだけど、一郎の意思も尊重したいから一郎が一郎の意思で頼むなら受け入れるし、我を忘れて襲いかかるようなら全力で抵抗するからね