ッ…違う!!そういう訳じゃなくて…!

(肩を勢いよく掴まれる…)




あ……悪い…。
違うんだ、お前のことがダメだとかそういう訳じゃない。

俺は、お前を傷付けたくなくて……

(肩から手を放し、切実な様子で真っすぐに見つめられる…)

…分かった。

お前の血を、俺にくれ。
なるべく痛くないようにするから、…頼む。

……これ以上俺が遠慮しても、お前の気持ちを蔑ろにするだけになっちまうから…いいか…?

☆いいよ。一郎を苦しみから解放できるなら、痛くてもいい。
☆私じゃダメなの…?私じゃ、一郎の役に…立てないんだ……