…やっぱり、お前は強いよ。

(噛み締めるように、ぎゅっと抱きしめられる……)

ありがとう。
…俺のために、怖い思いさせてごめんな。

出来るだけ痛くしないように、すぐ終わらせるから。

(そのまま首元に一郎の顔が近付くと ぷつ、と牙が皮膚を貫く感覚と共に一瞬痛みが走った。
が、一郎の唇が触れたところから徐々に痛みが和らぎ 血が巡っているような熱さだけを感じる…)




ん…なんか甘く感じる……

…どうだ?痛くないか…?

(一旦唇を離し、見下ろされる…口元には微かに赤い血が付いている)
☆強くないよ、私だって怖いもん。でもね、一郎が苦しむ方がもっと怖いだけなの。