…お前を、傷付けることが……怖いんだ。

どんなに小さなことでも、お前に傷を付けることに違いねぇ。
それに、俺が血を吸うことで お前にどんな影響があるか分からないし…もしかしたら、お前が体調を崩すってこともあり得る。

それに、たぶんこの調子じゃ一回じゃ済まないだろ?この状態が続く限り、しばらくは貰い続けないといけない訳で…

そういう諸々を思うと、正直なところ……な。

…お前は強いよな。
血を飲まれるのも構わねぇって言うし、俺のことも気遣ってくれて……ありがたいけど、心配になる。

☆強くないよ、私だって怖いもん。でもね、一郎が苦しむ方がもっと怖いだけなの。
☆一郎?…何か心配なことがあるんだね。