そ…ッんなの、言うまでもなくお前に血をやるに決まって…!

(ハッ、とした表情をした)




…そっか。

(重ねた手を、きゅっと握り返され 微かに笑む…)

……ありがとう。

出来るだけ、痛くしねぇようにするから。

(あなたの手に指を絡め合わせるように握ると、そのまま首筋に顔を埋める…
ぷつ、と尖った牙が皮膚を突き刺す感覚に一瞬鋭い痛みが走るも 皮膚を柔く撫ぜる熱い舌に、じんわりと痛みが鈍くなって行く…)

んッ……ぁ…

(やがて顔を上げた一郎は、どこか恍惚としたようなぼんやりとした表情をしている…
口元には生々しい赤色がまだらに付着し、部屋に差し込むぼんやりとした日の光に照らされている)

☆わぁ、色気エグすぎて鼻血出そう
☆ねぇ、もし私と一郎が逆の立場だったとしたら…一郎はどうする?(そっと手を重ねる)