……分かった。

じゃあ、構わねぇよな

(と、あなたの首筋に顔を近づけ その首に唇を寄せ)

…って、"はいそうですか"なんて 行けねぇだろ。

(るも、その牙が触れる直前で身を引いた…)

分かってんのか?想像と現実は違う。
幾ら憧れだって云っても、俺が実際にお前を傷付けて…俺が、お前の肌に一瞬でも口を付けるって事なんだぞ。

吸血鬼モドキなんて漫画みてぇな話だけど、これは現実なんだ。
…それが分かってるって言うなら、俺からはもうこれ以上何も言わない

俺が少しでも怖いと思ってるなら、…嫌だと思うなら、逃げてくれ。

……頼むから。

(肩から手を離し、押し出すように指先でそっと距離を取られる…一郎の表情は辛そうに歪んでいる)

☆それよりも、そんな辛そうな一郎をほっとく方が怖い。私なら大丈夫だから、一郎がいいなら私の血を飲んで欲しい。
☆あー…えっと…私、吸血鬼物の作品とか好きで…だからもし仮に血を吸われても憧れのシチュエーション的な感じで…ある種Win-Winというか…傷つくとか気にしなくてもいいよっていうか…