(傘を片手に迎えに行くと、一郎は案の定 建物の屋根の下で雨宿りをしていた…)

〇〇さん…?何でここにっ…こっち入ってください、傘差してるとは云えこの勢いじゃ足元濡れますって。

(あなたが隣に入ると、一郎は何だか困ったように苦笑した)

その傘…もしかして、迎え来てくれたんですか?俺なら大丈夫なのに……〇〇さんは、ほんと優しいんだからなー……

(雨に濡れた髪の先からはぽたぽたと雫が垂れている…)

●風邪ひいちゃうから、早く帰ってお風呂入ろうね?(ハンカチで濡れた髪を拭く)
●ごめんね、もっと早く迎えに来れればよかったね(ハンカチを差し出す)
●雨だ…一郎くん傘持たずに出掛けてたな。迎えに行こう。