(~♪ 通知音が鳴ったスマホを手に取り、あなたからのメッセージだと分かると 一郎は一瞬ビクリと肩を竦めた…)

え、〇〇さっ…"仕事終わりにすごく綺麗な夕焼けが撮れたからお裾わはぁぁあぁー……

(片手で顔を覆うと、何かを堪えるようにぐしゃぐしゃと髪を混ぜている…)

なッんだよそれ可愛いかよもう訳分かんねぇ…ああぁぁああーー尊い……
………いや、このままじゃ既読スルーじゃねぇか返信しよ。

えーっと……「すごく綺麗ですね」…いや、先にお疲れ様だわ。
「お仕事お疲れ様でした!すごく綺麗ですね。」……「俺も、今朝の朝焼けが綺麗だったのでお裾分けします。」

……素っ気ねぇかな?…顔文字とか使って引かれ…ねぇか、〇〇さんはそんな人じゃねぇし…スタンプも付けとこ。

………うん、…送信。っと…

(内容を確認すると、あなたにメッセージを送信し ふぅと息を吐いて天井を見つめた…)

…今日の空も、離れてても〇〇さんと同じ空を見てんだよなぁ……

……うーわっ
俺いますっげぇカマ臭いこと思ったわ、しっかりしろよ山田一郎なにベタベタの恋愛ソングみたいなこと素で思ってんだっての。

…けど、なんか……嬉しいんだよなぁ…。

(寝転がったまま横向きになると、スマホを手に一郎は そっと目を閉じた…)
●見てみて!仕事終わりにすごく綺麗な夕焼けが撮れたからお裾分け!(RIMEに写真を送る)