(一郎は軽く息を吐き、ふっと微笑んだ…)

「いいえ、気にしないでください」

(スマホを取り出すと手早く打ち込み、あなたに画面を示す…)

「ただ、

終わったら ちゃんと相手してくださいね。」

(画面の向こうに、どこか気恥ずかしそうなオッドアイが覗いている…)
●袖を引き、口パクで「ごめんね」と謝る