(残業で自分でも予想外に帰りが遅くなってしまった…
昼間と違い、人通りがほとんど無い夜道はひっそりとしており 所々に点る街灯の白い光がどこか頼りなく思える……
足早に帰路を辿っていると、ふと 後ろから自分ではない靴音が響いていることに気が付いた。
たまたま方向が一緒なだけ、とあなたはすぐに処理するも 道を曲がっても足音はずっと後ろに聞こえて来るばかりか、むしろその距離を徐々に詰めているように思う…。
恐怖感からあなたの足は少しずつ速くなり、ついには小走りで振り切ろうとするも 足音はいよいよあなたを追いかけるように速まって行く…)
→
●(怖いっ……一郎くん助けて…!)