(一瞬ぽかんとした顔をした後、すぐにふっと柔らかく微笑んだ…)
我儘なんて思わないっすよ。
逆に、〇〇さんの口からそういう言葉が聞けて嬉しいです。
とりあえず二郎と三郎に連絡するんで、ちょっと待っててください。
(ポケットからスマホを取り出し、番号を呼び出すと耳に当てる…)
……おぉ、三郎か?…うん、二郎も居るな。
いま〇〇さんと一緒に居るんだが、明日っ……え?…うん、……うん。
…あ、あぁ。分かった。…じゃあ、頼むな。何かあったら連絡してくれ。……おう、じゃあな。
(会話は終わったらしく、一郎は薄らと赤い顔でスマホをポケットに仕舞った)
お待たせしました。…結論から言わしてもらうと、今日と明日俺が帰らなくても大丈夫…みたいです。
さすがに3日目は依頼の兼ね合いもあるんで難しいっすけど……三郎に「もうそんなに子供じゃありません」なんて言われちまって…。
(気恥ずかしそうに指先でぽりぽりとこめかみ辺りを掻いた…)
…なので、帰らなくても大丈夫になりましたけど……この後どうしましょっか…?
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●(!!三郎くんありがとうっ…)じゃあ、今日は泊まってくれる…?