っ…!
…ぁ……〇〇、さん…。

(目を覚ましたと同時に倒れ込むようにぎゅっと抱きしめられた)

起こしてくれたんすね…〇〇さん……

お察しの通りだと思うんですけど…俺、変な夢見てて…
しいたっ……俺の大嫌いなモンが、群れを成して襲って来るんすよ…。

逃げても逃げても終わりが無ぇし、オマケにド〇クエみたいに回り込んで来るし…そこに突然〇〇さんの声と手が差し伸べられて、
無我夢中で掴んだら夢が終わって……っほんと、助かりました…。

(ドクドクと激しい心臓の音が聞こえる…)
●一郎くん、一郎くん(呼びかけながら控えめに揺する)