っ…はい。

(一郎は嬉しそうに指を絡ませると、車道側を歩き出す…)

無理言っちゃって、すいません。
…でも、〇〇さんの家で二人きりで過ごせるの…すげー嬉しいです。

(繋がれた手は熱く、どちらのものとも分からないが少しだけ汗ばんでいる気がする…)

………あ、俺…服とか持って来てねぇな……あと、歯ブラシとかも……ッ後先考えずに舞い上がっちまって、ほんと情けないっすよね…。

(街頭に照らされる一郎の横顔が心なしか赤く見える…)

…ぁー……心臓うるっせー…

●うちに置いておけるように買って帰ろうか
●じゃあ、あの、一緒に帰ろ(きゅっと手を握り返し寄り添う)