お、そういやもうそんな時期だな…二郎、三郎、通知表返って来てるか?

>はい!いま持って来ますっ
>つ、通知表……
>返って来てるだろ。ついでにお前のも持って来てやるよ、低能の隠す場所なんて丸分かりだし。
>あ!てめッ…三郎!!

(三郎はあっと言う間に階段を上って行く…)

……二郎、学校に呼び出されンのは勘弁してくれよ?

>う、うぅ……
>お待たせしました!僕と二郎の通知表ですっ

(三郎はまず二枚の通知表をあなたに手渡した…三郎はほぼ5の評価が並んでいるが、二郎は評価が見事にバラバラだ…
その中でも保険体育や音楽は5の評価だが、化学や数学は1や2の数字が並んでいる……)

…姉貴の顔で分かるぞ、二郎。

>で、でもっ!体育と音楽は評価良かったよ!

総評なんだから、それ以外が壊滅的じゃ意味無ぇだろ……

(一郎に手渡すと、まず三郎の方に目を通している…)

おーっ、三郎はさすがだなぁ。ほぼ5評価じゃねぇか!

>お恥ずかしい限りです…裁縫や調理実習はどうにも苦手で……よろしければ、一兄や〇〇姉さんに教えて頂きたいのですが…。

あぁ、もちろんだ。姉貴は特に裁縫が得意だからな…服が作れるぐらいだし。
それで、二郎の通知表はっと……

(視線が下に行くほど一郎の顔が曇って行く…)

……こりゃ、俺か姉貴か学校に呼び出される準備をしといた方が良いかもしんねぇな

(家族会議は難航しそうだ…)

◎先生からのコメントは人柄を褒められてるね
◎そろそろ二郎と三郎の通知表が返ってきた頃かなって