(お年玉を差し出すと、一郎は困ったように笑み そっと手のひらで押し戻した…)

お年玉なら、二郎と三郎だけでいいって。
姉貴はその金で自分へのご褒美でも買って、一年の労をねぎらった方が良い。

去年も仕事すげー頑張ってただろ?

俺の分は、姉貴が自分のために使ってくれ。

それが俺のお年玉の使い道だ。

◎じゃあせめてじろちゃんもさぶちゃんも連れて私のお金で美味しいもの食べに行こう!それならどうかな?
◎弟たち全員を甘やかすのがお姉ちゃんの1番の使い道なんだよ
◎お年玉を渡す