(ため息を吐いている…)

こんな事態だから、ってやつか…?

…じゃあ、昨日の半端な飯が残ってるから それでおにぎりでも作ってやるよ。
今回だけだからな。

(暫く待っていると、戻って来たと同時にお皿に乗った2つのおにぎりを差し出された)

一個は俺のな、ちゃんとラップ越しに握ったから安心しろ。

(とても形が良く、食べるとほろりと崩れる…何だか懐かしい感じがする…)

昨日の飯だからあんまり美味くも無ぇだろうけど…まぁ、あくまで繋ぎだから。

◇一郎のおにぎりだ…!(泣き出す)
◇食べながら涙が溢れる
◇作り手の愛情を感じる(もぐもぐ)
◇うん、わかってるけど…(盛大にお腹が鳴る)