(何かの勧誘らしい男にしつこく話し掛けられる…断っているもののあの手この手で話を続けられる……)
あっ、姉さん。こんなところに居たんですね。
どこに行ったのかと探しましたよ。…この人は?
(すぐさま説明し出す男に、三郎はふっと冷めた視線を寄越した…)
あなたには訊いていません、僕は姉さんに訊いたんです。
…とにかく、姉さんの知り合いでも何でもないってことですよね?
なら行きましょう、時間が勿体無いです。
(あなたの手を取り離れようとすると男は尚も食い下がって来る…)
…姉さん、ここでちょっと待ってて下さい。すぐ終わりますからっ
……これ以上僕と姉さんの邪魔をするなら容赦はしない。
あなたがこういった仕事を二度と出来ないようにするのも、僕には造作も無いんですよ?
(三郎が何かを話すと、男の顔が青白く染まり すごすごとこの場を離れて行った…)
さっ、邪魔者は居なくなりました。
ケガなどはありませんか?…すみません、僕がもう少し早く来ていたら怖い思いをさせずに済んだのに……
(あなたの手を取り、三郎はしょんぼりとした様子で俯いた…)
▽絡まれる