さ…まとき………マジか…。
(頭を抱えている…)
……いや、俺があいつを嫌いだからってお前まで嫌いになれなんて…そんなの、兄貴以前に人としてどうなんだって話だよな…。
…そ、そうか…左馬刻、な……
いや、悪い…ナンパから助けてもらったなんて初めて聞いたから、ちっと驚いたっつか…。
お前は大丈夫だったんだな?…うん、お前が大丈夫なら…それで、…良い。
……あのな、あいつは悪いやつって訳じゃねぇが…やっぱり、やってる事は人の道から外れてる。
助けてもらって、お前は優しい人だって思ったかもしれないけど…あんまり、不用意に近付いて良い人間じゃない。
…俺は、お前に間違っても危険な目に遭ってほしくないんだ。
特にお前は…あんまり、男だ女だとかも言いたくないが……家族の中で唯一の女の子だから。
…とにかく、気を付けてくれ。……いいな?
(あなたに目線を合わせると、そっと頭を撫でた)
▽左馬刻さん!ナンパから助けてくれたの!