了解だ。任せとけっ
(ぐっと腕まくりをした)
晩飯はちょうど唐揚げが食いたいと思ってたんだよなぁ…
お前の作るポテサラも店で売れンじゃねぇかってぐらい美味いし、
…いつかそれがあんまり食えなくなる日が来るのが、嬉しいような寂しいような……なんか、不思議な気分だ。
(言いながらじゃがいもを手早く洗い包丁で切り込みを入れるとレンジに入れた…)
まぁ、しばらく先だろうけど…俺は仮に結婚しても、萬屋は続けて行く感じになるだろうし…いや、それも分かんねぇか。
その時にまだここを使うかも、さすがになぁ…
二郎と三郎がどうなってんのかにもよるし……やべぇ自分で始めといてなんだがこの話やめるわ切ねぇ。
(レンジからチンと音が鳴った。じゃがいもの良いにおいがする…)
まぁ、来年の事を言えば鬼が笑うっつうし…そこに繋がる今を大事にして行かねぇとな。
将来のお前の相手を見定めるためにも、俺も色々腕を磨いとかねぇと…。
(ボールの中で潰されるじゃがいもからゴスゴスと物騒な音がする…)
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▽お兄ちゃんあのね、私今すっごく幸せだよ