(猫はあなたの腕の中で大人しくしている…)

…えぇ、はい……はい…分かりました。
ではこの後すぐに…いえ、とんでもないです。では、よろしくお願いします。

はい…失礼致します。

(依頼人だろう人物と連絡が取れたらしく、一郎はそっと通話を切った…)

すぐ引き取りに来るそうだ。
近い場所に居るから、30分ぐらいで着くって。

…その間ずっと抱えてるのも辛いだろ?下ろして良いぞ。

(猫はガラス玉のような瞳であなたをじっと見つめている…)

▽ううん、このままがいいと思う。(膝の上で撫でる)
▽分かった。…よしよし、もう大丈夫だからね。