まったく…今度はなんだ?
怖い夢でも見たか、怖いテレビでも見たか、それとも…ただ単に寝付けねぇか。
(言葉とは裏腹に、あなたの頭をそっと撫でた)
ほら、仕方ねぇから 兄ちゃんが一緒に寝てやるよ。
(横になると、隣をぽんぽんと示し あなたを促した。一郎の隣に横になると、背中を優しく一定のリズムで叩いてくれる…)
……こーら、目閉じろ。
無理に寝ようとしなくて良いから、そのままじっとしてろ。
…お前をこうやって寝かし付けるのなんて、ずい分久しぶりな気ぃすんなぁ
さすがに、この歳になりゃそろそろ機会は無いかと思ってたけど…俺の手を離れるのは この分じゃまだまだ先になりそうだ。
(内緒話のようにそう言って困ったように微笑むと、あなたの肩口まで布団を掛け直した)
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▽子守歌うたってくれる…?