遠慮すんなって!
よし、鞄は一旦ここに置いてっと……ほらっ、おいで。

(背を向けて、軽く屈んで見せる…)

怪我はもちろん良いことじゃねぇけど……〇〇をおぶってやれんのなんて、こういう時だけだろ?
この先も、お前をおんぶする機会なんてそう何度もあることじゃねぇンだし…。

…な?たまには、"兄ちゃん"させてくれよ。

俺からのお願いだ。

(こちらを見遣り、一郎は微かに首を傾げる…屈んでいるせいか、少し縋るような表情にも見える)

▽…じゃあ、お言葉に甘えて……(背中に乗る)
▽えっ!?……いや、いいよ!流石に恥ずかしいし…