……悪い、キツい言い方しちまったな。

(あなたの頭をぽんぽんと撫でた…)

俺も分かってるんだ。
お前のことだから、弱ってるこいつを見て放って置けなかったんだろ?

(清潔なタオルを濡らし、猫の顔を丁寧に拭いてやっている…)

…気持ちは分かる。分かるからこそ、安易に飼うなんて選択をしちゃいけねぇ。

手を出したら最後、物事には 多かれ少なかれ責任が生まれる。…それは必ず果たさなきゃいけねぇモンだ。
中にはそりゃ例外もあるけど……命が係わる事では、一切例外は無いと俺は思ってる。

…だから、こいつのことは お前が一番責任を持たなきゃいけない。

もちろん、面倒を見るのは俺たち全員だ。…けど、理由はどうあれ お前が手を出した物事だからな。
…ちゃんと、こいつが元気になって 飼い主が無事に見つかって、その手に預けるまで……〇〇、お前が責任を持ってやるんだ。

……出来るか?

(一郎はあなたを真っすぐに見つめている…)

▽やる。やってみせるよ。飼い主が見つからなかったら、もちろん里親が見つかるまで探すし、躾もして予防接種も連れて行く
▽…ごめんなさい