…そうか。

正直、あいつが羨ましいな。

絆は、過ごした時間の密度や長さで生まれる物だと聞いた。
お前と山田一郎は、それぐらい長い時と充実した時間を共に過ごしているんだろう。

…かけがえのない、大切な存在か……

(ゴーストは何かを思うように宙を見た…)

…俺は、誰かにとってそんな存在になりたくて お前を呼んだのかもしれない。

山田一郎をコピー基にしているが、俺には俺という"自分"がある。
…そうは言っても、俺たちはコピー基の無意識の断片なんだ。

コピー基からは切っても切れない…決して重ならないが、無意識に求めているモノや欲するモノは繋がるところがあるのかもしんねぇな。

▼…コピー基が無意識に求めているもの?一郎も、誰かとの絆を求めていたってこと…?
▼今確実に言えるのは…かけがえのない、大切な存在だってことかな。