(銃兎に話を通してもらい、左馬刻にメールを送ってみた……が、なんと知らない番号から電話が掛かって来た!
恐る恐る出てみると、と…開口一番どこか不機嫌そうな声が響いた……)
てめぇか、一郎の女ってやつは。
銃兎から話は聞いてるが、お前銃兎のお気に入りらしいな。
最近じゃ理鶯ですらてめぇをキャンプに呼びたいとか何とか話してやがる。
(ハッ、と鼻で笑う声がした…)
上手く取り入ってンじゃねぇか、一郎のダボ使ってよ。
…とか言いてーとこだが、話聞く限りじゃてめぇはそこまで頭使ってねぇらしいな。
あのウサポリ公が気に入るぐれぇだ、裏は取れてんだろうよ。
しっかし…てめぇが一郎の女ねぇ……
なんで一郎の女がのこのこ誕生日なんか祝ってくんだよ。
まさか一郎の差し金じゃねぇだろーなだったらぶっ殺すぞあのダボ。
(スピーカーの向こうで銃兎の怒鳴る声が微かに聞こえる…)
はいはい…ッたくうるせーな小姑かあいつは……
オイ、お前近い内こっちにツラ貸せや。
暇ありゃ銃兎に連絡しろ、つか無くても連絡しろ。
逃げたら一郎をボコす、そんでこれを言ったらてめぇをピーーしてクソダボの前に晒す。
<テメェさっきから聞いてりゃ何言ってんだ豚箱にぶち込まれてぇのかあ゛ぁ!?
ッ…るせ……じゃあな、てめぇ逃げんじゃねぇぞ。
祝ってくれてあんがとな。
(ブツッ、プー…プー……)
△左馬刻さん、お誕生日おめでとうございます