(もしもし、とあなたが言うと 銃兎とは違う低い声が返って来た)

毒島メイソン理鶯だ。
すまない、小官は携帯を所持していないので 銃兎の携帯を借りて貴女に連絡している。

…まず、はじめましてと言うべきだろうか。

小官は貴女とまだ面識は無いが、銃兎から日頃 "知り合って日は浅いが親交のある良い友人だ"と聞いている。
銃兎が信頼に足る人物だと判断したのならば、小官が貴女を狐疑する理由は無い。

(心なしか声のトーンが幾分沈んだ…)

…だが、先に謝っておく。…すまない。
せっかく誕生日を祝ってもらったのだが、小官は軍人として 面識の無い人間からの食べ物を易々と口にすることは出来ない。

……気持ちは、とてもありがたかった。ありがとう。
メッセージカードは大切に保管させてもらう。

良ければ、今度銃兎と一緒に小官のキャンプに来ると良い。

…その時に、小官の誕生日をどこで知ったのか。
そして、小官が甘いものが得意でないことをどこで知ったのか…それをお教え願おうか。

それでは、失礼する。

(静かに通話が切れた…)

△(ついったーでしりましたなんていえないこわい)
△銃兎さん!毒島さんのご機嫌を損ねてしまったかもしれません助けてください!
△出てみる