大人な魅力…ですか。そうですね……
(少し考えるようにティーカップを傾けた…)
まず、〇〇さんが思う"大人な魅力"とは何でしょうか?
…頭の中に思い浮かべるだけで結構です。
そして次に、"その魅力を兼ね備えた自分"を想像してみて下さい。
…恐らくですが、とても自分とはかけ離れた自分になったのでは?
想像された姿はきっととても素敵でしょうが、それは果たして 相手が喜ぶ自分なのか……
いえ、何だか占いのようになってしまい申し訳ありません。
…つまり、もっと大人な魅力で彼をドキドキさせたいと願うあなたはとても健気で可憐ですが
肝心の彼は、その大人な魅力を持ったあなたに心惹かれたのかと云うと…きっとそうではないでしょう。
…〇〇さんがそのままの彼を好きなように 彼もまた、そのままの〇〇さんが好きなのでは?
努力をされる姿も真っ直ぐで素敵ですが、そのままのあなたに勝るものはありませんからね。
……それに、彼は既にドキドキしていると思いますよ。
あなたのような女性と一緒に居られるんですから。
(ふっと微笑んだ)
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△確かに、私が銃兎さんみたいになっても一郎は喜ばないかも。