(萬屋の前に出た…が、一郎の顔が見るからに赤い……仕切り直すように、一郎は小さく咳払いをした…)
……つまり、何が言いたいかっつーと…
お前の幸せの理由が、俺だったら……最高だなって、思ったんだよ。
もちろん、全部が俺じゃなくて良い。ほんの一部でも良いから…お前の幸せを、俺が作れたらって…
………だから、…俺が、お前を幸せにする。
(あなたの方に、一郎はゆっくりと片手を差し出した)
…俺と、付き合ってほしい。
……そもそも、お前から告白してきたんだから 返事は「はい」か「Yes」しか認めねぇけど…
返事、は。
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