……あっそ。

(彼のスマートフォンから通知音が鳴り、また画面に視線を落とした)

"怪我してるから"、誰彼構わずンなことして あんたも大変だな。

同情ならクソ喰らえだ。
用が済んだならさっさとお家に帰んな、お嬢ちゃん。

(小馬鹿にしたように視線で向こうを示される……
未だあなたの手の中にある絆創膏の箱が、何だか居心地が悪そうに収まっている)

お嬢…!?少なくとも君よりは年上だと思うけど…
絆創膏受け取ってもらうまで帰れません!
“そういう”…?よくわからないけど、怪我してるから。