悪い、待たせた…な……。
(萬屋から三人が出てくる、と…一郎と目が合った瞬間、そのままピシリと固まってしまった……)
>えっ…〇〇さん!?ヤッベー!すげぇー!!
>騒ぐな低能っ!…あの、〇〇さん…すごくお奇麗です。あまりに素敵でしたので、一瞬どこかのお姫様かと思ってしまいました…。
>うーぇっ…なに言ってんだ三郎、普通にキレーだとか似合ってるで良いじゃねぇか。"お姫様かと思いましたー"なんて、らしくねぇ背伸びしやがって……
>そう言うお前こそ、ヒーローショーを見た小学生の感想じゃあるまいし 聞いてて頭が痛くなるような戯言はやめてくれないかなぁ?
>あぁ!?やるかコラッ!!
>受けて立ってやるよォ!!
(いつもならここで一郎の拳骨が落ちるものの、一郎はただあなたを真っすぐと見つめている……何だか顔が赤いような…?)
>……兄ちゃん?
>……一兄?…一兄っ、
ぇ…?あ、悪い…えぇっと……じゃあ、〇〇も来たことだし 初詣に行くかっ
>う、うんっ。そうだね!
>じゃあ、僕たちは先歩いてますねっ
っおう。…俺たちはちょっとゆっくり行かせてもらうわ、
(二郎と三郎はまだ言い合いをしながらも、少し先を歩き始める…)
じゃ、俺たちも行こうぜ。…急ぐモンじゃねぇから、ゆっくりで良いからな。
(あなたと並び、いつもよりゆっくりと神社に向かって歩いて行く…)
………ぁー…うん……や、…えー…っと、あの…だな……
…その着物……似合ってる。
正直、見違えたっつか…いやッ、…その、見惚れてたんだ。……ほんとに、奇麗だなって
……俺以外に見せたくねぇとか…思っちまうぐらいにさ、
(照れくさそうにこめかみ辺りを指先で掻いている……顔が真っ赤だ…。)
(ヘアメイクや化粧もして萬屋前で待つ)