~~~遠い過去の記憶~~~
「……?
あなたは……?」
「ボクはシャルロット、シャルロット・リントヴルムです。先生からは長いから「優」って言われてるけど…
今日からここで魔法の勉強とか色々お世話になりますので、よろしくお願いします!」
「そう……ですか。
先生がお弟子さんをとったんですね。……珍しい」
「えっと…それでは。私は、サキ先生の一番弟子のシルフィです。ええと…
先生は何かと忙しいですから、何か困った事があれば私に聞いても構いませんよ。
私に分かる事なら……答えられます、ので」
※※※※※※※※※※
「外の……世界?」
「うん。ボクはこの世界で生まれた訳じゃなくて、外の世界にお父さんやお母さんがいるらしいって。
先生が言うには、外の世界に行くにはこのお城にある「門」をくぐらなきゃいけなくって……
それで、その「門」を開く為の鍵はアオイ様が持っていて、
アオイ様に認められないと鍵を貸して下さらないらしいんだ」
「そう……なのね。だからシャルロットは魔法を…」
(シャルロットが魔法を学ぶのは、外の世界と…ご両親に会うため…)
シルフィ詳細