(あらすじ)……シャルロットとヘレネは、「アメリア」の世界へと通じる門の鍵を持つアオイを打ち倒し、門の鍵を手に入れる事に成功した。
そして数日後の深夜2時、「アメリア」の世界への門を開く為サキの元へ訪れる……
だが2人を待ち受けていたのは、数百とも思える骸骨達だった。
第一波を難なく退けたシャルロット達だが、サキの手により2人ははぐれてしまう。
そしてシャルロットはサキの元まで転移させられた─
……やっぱり貴方は私の自慢の弟子だわ、優。
もっとも、あの程度の骸骨兵に苦戦するような鍛え方はしなかったつもりだけど─予想以上ね。
─そう言ってシャルロットを抱きしめる。
あら?照れてるのかしら……恥ずかしがる事なんてないわ。貴方をちゃんと抱きしめた事はなかったからね、抱かせてちょうだい。うふふ……
……さて、あらためて問うわ。
優、貴方はこの世界から門を開き「アメリア」のいる世界に行く。本当に、それでいいのね?
……そう。そうね、そう言うと思った。
……ふふ。ねぇ、優?少しいいかしら。
優は不思議に思わない?何って、アオイの事よ。
アオイは「アメリア」の世界に行く為の門の鍵を持っていた。
だったらさっさと精鋭戦力を連れて「アメリア」のところに行けばいいと思わない?
もしくは集めた戦力を使って「アメリア」の世界に拠点を作るなりなんなり出来たはずよね。何故そうしなかったと思う?
………「アメリア」を倒そうとするような者を私が通す筈は無い、から?
少し違うわね、優。その答えだと40点ってところかしら。
私はね。「アメリア」に害を成す者を通さない…って訳じゃないの。
一人の例外もなく、この世界から「アメリア」の世界へ行こうとする者を監視して──
必要ならば、殺す事。
それが「アメリア」から私に与えられた役割なのよ。
「サキ詳細2」