名前:切原赤也

グラウンド14周目

もう一周!

(先輩達は、皆すでに集まっていた。)


真田「来たか。お前達で最後だ。
   時間にはなんとか間に合ったようだな。」

柳生「これで全員揃いましたね。」


柳「赤也、お前が時間ぎりぎりにやって来る確率は90%以上だと踏んでいた。
  ○○と一緒な所からすると、家まで起こしに来てもらったと言った所か。」


赤也「うぐっ……(さすが柳先輩…)

   …で、副部長。
   こんな朝早くに呼び出した理由って何なんスか?」

真田「何を言っているのだ、赤也。
   理由は一つに決まっているだろう。」


幸村「初日の出を見るため、だよ。」


赤也「へ?初日の出…?

   …寒中トレーニング的な事とか、させられるんじゃないんスか…?」

柳生「練習などは、いつでも出来るでしょう。
   しかし、新年最初の日が昇るのを見られるのは、今この瞬間だけです。」


赤也「そう言われたって、日の出なんていつ見ても変わらnいでっ!!」

丸井「おっまえ、マジで夢ない事言うのなー。
   初日の出ってのは、気持ちの面で特別な意味を持つものなんだよ。」


仁王(ブン太にしては、珍しくいい事言うのう…)



真田「騒ぐのはそこまでだ。

   さて、日の出までまだ1時間近くある。
   それまでじっと寒さにも負けないよう、辛抱強く待ち続けるのだ。」

赤也「はぁ……マジっすか…。
   うぅ、さみ~~!」


ジャッカル「こんな事もあろうかと、コーヒーを持ってきたぞ。
      ちゃんと皆の分、あるからな。」

丸井「おお~、さすがはジャッカル!
   俺のパs…、相棒なだけの事はあるぜ。」