(先輩達は、皆すでに集まっていた。)
真田「来たか。お前達で最後だ。
時間にはなんとか間に合ったようだな。」
柳生「これで全員揃いましたね。」
柳「赤也、お前が時間ぎりぎりにやって来る確率は90%以上だと踏んでいた。
○○と一緒な所からすると、家まで起こしに来てもらったと言った所か。」
赤也「うぐっ……(さすが柳先輩…)
…で、副部長。
こんな朝早くに呼び出した理由って何なんスか?」
真田「何を言っているのだ、赤也。
理由は一つに決まっているだろう。」
幸村「初日の出を見るため、だよ。」
赤也「へ?初日の出…?
…寒中トレーニング的な事とか、させられるんじゃないんスか…?」
柳生「練習などは、いつでも出来るでしょう。
しかし、新年最初の日が昇るのを見られるのは、今この瞬間だけです。」
赤也「そう言われたって、日の出なんていつ見ても変わらnいでっ!!」
丸井「おっまえ、マジで夢ない事言うのなー。
初日の出ってのは、気持ちの面で特別な意味を持つものなんだよ。」
仁王(ブン太にしては、珍しくいい事言うのう…)
真田「騒ぐのはそこまでだ。
さて、日の出までまだ1時間近くある。
それまでじっと寒さにも負けないよう、辛抱強く待ち続けるのだ。」
赤也「はぁ……マジっすか…。
うぅ、さみ~~!」
ジャッカル「こんな事もあろうかと、コーヒーを持ってきたぞ。
ちゃんと皆の分、あるからな。」
丸井「おお~、さすがはジャッカル!
俺のパs…、相棒なだけの事はあるぜ。」
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