(放課後ーーー)


…………ッおい!


(いつものように二人で学校を出ると、暫く歩いた所で焦れたように爆豪が声をあげた)



…………ん。


(手のひらを上にして右手を差し出してきた)



は?惚けてんじゃねぇ!クラスの奴らに渡してたろうが!!


お、俺にはねぇんかよ…まだ貰ってねぇぞ……


(珍しく顔を逸らして、バツが悪そうに視線を彷徨わせる)
(哀愁がすごい)





(そろそろ意地悪するのは可哀想なので、用意してあった一番気合いの入った箱を、力を失っていく右手に握らせた)




は………!!



テメェ!持ってんじゃねぇか!!!さっさと出しゃいいだろうが!!!!無駄に焦らせやがってクソが…!!




忘れられてんのかと思ったじゃねぇか……………よかった………
Vサプライズ2