(森の中を歩いているうちに夜になってしまった)
俺をライター代わりに使いやがってクソが…
(文句を言いながらも火はおこしてくれる)
(カツキがいると火の心配がない)
(たんけんセットに入っているテントを組み立てていると、カツキがやってくれた)
(何故か人間の道具を使うのが物凄く上手い)
……おい。
明日には次の町に着くんだろ?
………チッ、ンな薄い毛布で森の寒さを凌げるとでも思ってんのか?自然の怖さを舐めない方がいいぜ。
…風邪なんかひかれても、俺にはどうしようもねぇんだからな。
(冷たいことを言いながら、一晩中見張りをしてくれるようだ)
(翌朝、暑苦しさに目を覚ますと、あなたを後ろから抱き締めてカツキが眠っていた)
(冷えないよう風除けになってくれたのだろうか…?)
暖かい…カツキありがとう