肉「3分もかけん。

私にかかれば、僅か3秒でこのように肉塊を作り上げる事などは至極容易である」

上「わー流石は先生ですね!なんとここに用意したタイマーが鳴る2分57秒前に、もう料理を完成させてしまいました!

まだ番組終了まで時間がありますので…じゃあ先生、何か小粋なジョークでも」

肉「な…ん、だと!?そのような内容は受け取った台本には見受けられなかった、規定外のことは、」

上「時間余らせちゃったの先生なんで。ほらほら、番組において3秒は事故ですよ」

肉「おのれ上鳴電気貴様…!!」

上「まさか先生アドリブ激弱な感じっすか?マニュアル人間なんすねー!
何事もチャレンジっすよ、ほら!がんばれ♡がんばれ♡」

肉「く…3分で料理をする番組と伝聞していた…より迅速にものを完成させるのが最善と想定していたが、まさかその想定自体が間違いであったと言うのか…!?ここで確実に企画制作チームを納得させ番組を終了させる手立て(パチン)


…つまんねぇ。こないだ録画したプ○キュアでも見とけ。


(ぐだぐだな料理番組をなんとなく眺めていると、隣に座った爆豪にチャンネルを奪われてしまった)
(テーブルに置かれたミルクティーを一口含むと、キラキラしたコスチュームに身を包んだ可愛らしい戦士たちが歌い始めた)
(ちゃっかり爆豪も隣で見ている)
(結局そのまま最後まで見続けた)
3分クッキング