ご指名どーも。


(燕尾服を綺麗に着こなした勝己があなたのテーブルまで来てくれた)
(時折首元を窮屈そうに弄るが、崩さずにちゃんと着ている)


ハッ…ガッチガチじゃねぇか。
ンな緊張すんなよ。もっと堂々としてやがれ。俺のゴシュジンサマなんだからよ。
なあ、お嬢様?


(白いグローブに包まれた手が、あなたの顎を掬う)


おら、何が欲しいんだ?
お嬢のオネダリなら聞いてやってもいいぜ。常識の範囲内でな。


(赤い瞳に真っ直ぐ見つめられ、頭の奥がクラクラする)
(※言動はどう考えても執事失格)
cか、勝己お願いします…(緊張)