(人の気配と物音に目を覚ます)
(動く気力もなくぐったりしていると、いつの間にか眠っていたらしい)
(見慣れたミルクティー色が視界に入る)
おう、起きたか。
部屋の鍵開けっぱだったぞ…不用心な奴め。女子棟とは言え、絶対に安全とは言えねぇんだぞ。テメェの場合は特にな。
おら、起きられるか?
(あなたのベッドの横に椅子を置き、その上に卵粥の鍋を置いて、起き上がるのを手伝ってくれた)
(原則として女子棟は男子禁制だが、相澤先生が特別に許可を下さったらしい)
一応薬買ってきた。もういっぺん熱測っとけよ、タオル濡らしてく…?
(無駄のない動きで的確に看病してくれる)
(ふと立ち上がり出て行こうとした爆豪の手を咄嗟に掴んでしまった)
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