?「『帰ったぞ』って何だ『ただいま』って言いな!!そんな礼儀知らずに育てた覚えは…」
(奥から怒号と共に出てきた女性の姿に驚愕する)
(ば……爆豪くんにそっくりだ……!!)
(恐らくこの女性は爆豪の姉か母親なのだろう。ならこの女性ではなく爆豪が彼女に似ていることになる)
(それにしてもよく似ている…
いつか切島の言っていた『生き写しのようだ』という表現が頭を過ぎる)
光「ん?
………あらぁ!やだちょっと!なになになに!!?
勝己、アンタ女の子連れてきたの!?!しかもこんな可愛い子!!」
うるせぇババア!!騒ぐんじゃねぇ!!!苦情来んだろうが!!!
「なら早く玄関閉めな!
お嬢さんいらっしゃい!よく来たね。ああ、降られちゃったのか。外寒かっただろ?風邪ひかないうちに上がって上がって!
ホラ勝己荷物持ってやんな、男だろ!」
ババア何勝手に(スパァン!!!
(あなたを見た途端ぱあっと笑顔になった女性は、あなたに上がるよう促すと爆豪の頭を渾身の力で叩いた)
(慌てて名乗り、お邪魔しますと上がらせて頂いた)
「モブちゃん、だね。勝己の母の光己です。好きに呼んでね。
ああ、そのままじゃ風邪引くよ、このまま奥行くとバスルームだからシャワー浴びていきな。今タオル持ってくからね!
勝己も早く着替えてきな!っていうか、傘持ってった割に随分濡れたんだね?」
っせ!雨強ぇんだよ!!ほっとけや!!!
(光己の言葉に先に階段を上がる爆豪の背中を見ると、あなたの居た場所とは反対側の肩がびしょびしょに濡れていた)
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