(日直の日誌を書いていると、爆豪が目の前の席に座った)
(あなたが書き終えるのを待ってくれているようだ)
(日直ペアの尾白は黒板を掃除してくれている)


おっせぇな、まだ終わんねぇのか?
さっさと片付けやがれ。いつまでも帰れねぇだろ。


…ンだコレ。タワシか?

あ?ハリネズミ?何でそんなもんで揃えてんだ?

これ消しゴムだろ?妙にリアルだな…使い難くねぇんかよ。
ペンケースもシャーペンも替芯も…鞄にもマスコットついてたな。あれもタワシだと思ってたわ。


…は?俺に?

うるせぇ!似てねぇ!!!!
ならテメェは俺の尻で文字消してるってことになるじゃねぇか!!

ご丁寧に名前までつけやがって。
紛らわしいからやめろ。テメェの考えでいくとこれ全部『カッチャン』なんだろ。

……テメェがそう呼ぶ俺は、俺一人で充分だろうが。






尾(俺のいないところでやってくれないかな…)
筆記用具をハリネズミ柄で揃える