(放課後、渋る爆豪を引っ張って某コーヒーショップへ)
(今シーズンの新作が出たばかりらしい)
注文長すぎんだろ、よく覚えてんな…
は?俺もヨユーだわ。記憶力舐めんな。
テメェが今日したクシャミの回数まで覚えてんぜ。油断してんなよ。
つかこの寒いのによくフラペチーノなんか頼むよな…風邪ひいても知らねぇからな。
(あなたは新作のフラペチーノ、爆豪はカスタム少なめの温かいラテにしたようだ)
(クシャミの回数に関しては聞かなかったことにしよう)
(チョコレートソースのかかったホイップが何とも食欲をそそる)
(まずは少し味見をしようと、スプーンを片手にプラスチックの透明な蓋を開ける…)
(痛ッ!)
は!?
おいモブテメェ血ぃ出てんじゃねぇか!!
フチで切ったんか?気ぃつけろや…!
(爆豪の言う通り、蓋のフチで手を切ってしまった)
(思ったほど痛くはないが、血が流れてしまっている)
おら、ティッシュ使え!
持ち歩いとけよな、一般常識として。
「あの、どうされました?大丈夫ですか?」
(ティッシュを取り出し、完璧に手当てしてくれた)
(爆豪の声が大きかったらしく、何事かと駆けつけた店員のおねえさんが絆創膏をくれた)
(ありがとうございますおねえさん)
「いいえ、お気を付け下さいね。ごゆっくりどうぞ。
…………モブ、ちゃん」
「ああ、おかえり。
あのカップルさん大丈夫だった?絆創膏持っていってくれてありがとう。
ほらほら、次のお客さん待ってるからオーダー取ってね」
「はーい」
「モブちゃん…ふふ…」
出血する