(ある日の戦闘訓練後、爆豪の肩に傷があるのに気がついた)


…あ?


ああ、瓦礫が掠った時のだな…

わざわざ保健室行くまでもねぇだろ。


ッおい、ほっとけば治るっつって…!(近っ…)



(出血しているにも関わらず、気にせず素手で拭おうとする爆豪の手首を掴み、引っ張って保健室へ)





……婆さんいねぇな。

ん。やるならさっさとしろよ。


(抵抗は諦めたのか、大人しく椅子に座って怪我した肩を差し出してくれた)

(教室への道すがら水道で濡らしてきたハンカチで、傷口を丁寧に拭う)


…………近ぇ………こうしてモブから触れられんのは悪くねぇな


(救急箱にあった消毒液を零さない程度に吹きかけ、脱脂綿で拭って絆創膏を貼った)


………手際いいじゃねぇか。慣れてんな。


(はい、これでいいよ)


ふーん…

頼んじゃいねぇが、礼ぐらい言っといてやるよ。


ありがとうな。また頼もう


(あなたの手当した肩をそっと摩った)
傷の手当をする