「…はぁ?んじゃこうなったのはアンタのせいってこと?

短冊に書いた願い事が間違って叶えられて、別の奴が来るはずだったのにオレが呼び出された、と?



……あっはははは!!なんそれ!!ウケる!!!」


(拍子抜けしてしまった。てっきり怒鳴られるものだと思っていたのだ)
(それにしても笑顔の爆豪なんて見慣れないので違和感が凄まじい)


「ドジにも程があるっしょ!!あーおかしー!っふふ、アンタ面白すぎ!

ふ、まー見たとこオレより弱っちそうだし、危険もなさそだね。オレ見てあんなビビってたし、個性での攻撃の心配も無さげ、と。
敵ならそんなバカみたいな嘘つくわけないしね。

いーよ、アンタの話は信じたげる」



(本物の爆豪より考え方が楽観的過ぎる…しかし疑われ続けるよりはマシだろう)


「こんな非科学的なこと、個性無しじゃ起こるわけないし…誰かの個性だろ。ならそのうち戻れるね〜」


(とにかく解決策が全く見えないので、ひとまず傍を離れないようにしよう)



七夕20182