(連絡が来た次の日に予定を合わせ、場所が分からないので連れていけと言う爆豪の手を引いて、上鳴に教えてもらった店舗にやってきた)
(歩くうちにその手が汗ばんでくることにはもう慣れてしまったので、時々拭くために手をはなしてやるのだが、瞬時に拭いてまた手を差し出してくるのが何とも可愛らしい)
(恐らく彼自身も気がついていないこの癖は、あなただけが知っている爆豪の秘密である)
あ?○クドじゃねぇんかよ?学校の最寄りにあったろ。
………は?テメェアホ面と連絡取ってやがんのか!?誰の許可取ってンな勝手なことしてやがる!!!
(何故爆豪の許可がいるのだろう…?)
(騒ぐ爆豪を宥めながらなんとか注文をし、商品を受け取って窓際のソファの席に座ることができた)
…あ?
ンだよ、こんくらい普通だろうが。
身体動かしまくって腹減ってんだよ、夕飯までもたねぇ。
(爆豪の前に置かれたお盆には、鶏が可哀想なほど真っ赤にされたチキンが挟まれたバーガーやフライドチキンが3個ほど載っている)
(ポテトやコーラも頼んだらしく、もうお盆はいっぱいだ)
(鶏が好きらしい)
(なるほど、だからあんなにおっp…ゲフンゲフンなんでもない)
逆にテメェが少ねぇんだよ。そんなんで足りんのか?
(対するあなたの前のお盆には、お気に入りのハンバーガーがひとつとバニラシェーキのみ)
(どう考えても爆豪のお盆が異常なのだ)
→