(先程一人で立ち寄ったコーヒーショップに、爆豪と再び入る)
(爆豪は前と同じ、カスタム少なめのコーヒーを頼んだ)
あと何か冷やすもんも。コイツ怪我したんで。
「あら、畏まりました。では保冷剤とタオルをお持ちしますので、少々お待ち下さい。」
(店員さんの心遣いで応急処置ができた)
(そう言えばあの店員さんは、以前カップの蓋で手を怪我した際に対応してくれたお姉さんだ)
あ?
そうだったか?よく覚えてんな。
(二度も助けてもらいなんだか申し訳ない)
(注文したものと保冷剤を受け取り視線を落とすと、スリーブにメッセージを入れてくれたようだ)
(「火傷は痕になりやすいので気をつけて下さいね。Happy Halloween!」)
(可愛らしい丸文字と一緒に、ツギハギのクマのイラストが描かれていた)
(火傷…?)
(腕を掴まれた痕のはずだが、何故火傷と思ったのだろうか…?)
おい、暗くなると寒ぃからさっさと飲んで帰るぞ。
(偶然そう見えただけだろう、と深く考えないことにした)
(それよりハロウィンの企画だ。皆はどんな仮装をするのだろう、爆豪には何を着せようかと楽しみにカップに口をつけた)
「ふふ…ハッピーハロウィン、モブちゃん」
(END)
ハロウィン2018ED4