ト「モブちゃん。
私、血が出てる人が大好きですけど、あなたなら血が出ていなくても大好きですよ。
大好き過ぎて、何も言わずに連れて来ちゃったのに、お友達だって言ってくれて私はとっても嬉しかったです。」
(少しだけ寂しそうな表情を浮かべたトガは、あなたの両手を掬い上げた)
ト「私、同じ年頃のお友達が欲しかったんです。モブちゃんが私のこと忘れちゃっても、数日間だけでも…私のお友達になってくれてありがとうございました。
…………♡」
(真っ直ぐあなたと目を合わせると、額を合わせてにっこりと笑った)
(その後すぐにBARの扉がノックされ、煙草を咥えた眼鏡の男が見知らぬ人物を連れてきた)
(眼鏡の男がバイヤーで、連れて来られたのが記憶操作の個性を持つ人間だろうか?)
(黒霧とバイヤーの話を聞くと、この場所での情報を削除し別の記憶に置換した後、ワープゲートで転送する流れとなったらしい)
(リラックスするように促される)
(痛みはなく、眠っているだけでいいようだ)
(目覚めた時と同じソファに座らされ、あなたの手荷物が返された)
黒「それでは短い間でしたが、お元気で」
死「ヒーローやめて敵を目指したくなった時に限り歓迎するぜ。その時は個性を明かせよな」
荼「もうクマと間違えんなよ」
ト「さよなら、モブちゃん。また会いましょうね。…大好きだよ」
(眠気に意識が途切れる瞬間、トガの顔が近付き唇が触れた)
(………………………………。)