(「手」を顔に着けており、指の隙間からは赤い目が見える。
狂気が滲んでいる…あなたの大好きな彼と同じ色をしているのに、今は何をされるかわからない未知への恐怖で身体が動かない)


「なに?お前幼女趣味なんかあったっけ?」


(目の前の男の背後から、また別の男がひょいと顔を出した)
(火傷の痕だろうか?肌がツギハギになっていた)


「どうします?死柄木弔。私の個性で転送しますか?」


(後ろのカウンターの向こうでは、靄のような姿でグラスを磨く人物…
この人物と手の男はUSJに襲撃してきた敵のようだ)


死「だめだ。顔を見られてる。こんなガキに何ができるとも思えないけど…一応は雄英の生徒なんだろ?警戒はしておこうかな。
おい、連れてきたのお前だろ」

(興味なさげに手を離すと、何やら女の子と話し込んでいる…どうやら計画的な誘拐ではなく、あなたを連れて来たのは女の子の独断らしい)
(敵に誘拐されてしまった…生きて出られるかもわからない…!)

(焦って拘束具を外そうと藻掻く間に、話が纏まったのか女の子が近づいてきた)


ハロウィン20185