(息苦しい…)


「あ!モブちゃんお目覚めですか?」


(誰かの声に目を開けると、見知らぬ女の子の顔が目の前にあった)

(ここは…)

(ハッキリしない頭を無理に起こして辺りを見渡すと、薄暗い部屋のソファに寝かされているようだった)
(手足を拘束されていて、身動きは取れない)
(小さなテレビやカウンター、ワインボトルなどが目に入り、ここが何処かのバーであることを理解する)


「おい、目覚めたんだからいい加減吐けよ破綻JK。どういう事だこの女は?こんな奴攫うなんて聞いてねぇぞ」

「俺も言ってないなぁ…コイツの独断だ。何勝手なことしてる、殺されたいのか?」


(低い男性の声も聞こえる…ここからは見えないが、彼女の他にも人がいるようだ)


ト「カァイイねぇモブちゃん…♡血ぃ出てた時はもっともっと可愛かったよ。

すべすべのほっぺにふかふかの唇…キラキラした瞳…あなたも恋をしてるんですね?」


荼「聞いてねぇよコイツ。

それよりこの女…よく爆豪にくっついてる奴じゃねぇか?お前が持ってる写真にも、これも…こっちにも写ってやがるぜ」

死「はあ?マジじゃん…雄英の生徒かよ、面倒なことしやがって…」

ト「大丈夫ですよ。チウチウするだけですので」


(あなたの横たわるソファにゆっくりと近づく靴音が止むと、男の一人があなたの顎を掴み無理に目線を合わせた)


ハロウィン20184